延長戦を勝ち抜きベスト8へ進出した群馬県は、準決勝進出をかけて沖縄県(選抜)と対戦しました。群馬の先発、補強の川井は、立ち上がり三回まで、二つの併殺打を取り、味方の攻守にも助けられ、無失点に抑えていましたが、四回裏、先頭打者をキャッチャーの悪送球で出塁されると、一死後、四番打破に力強く振り抜かれ、レフトへツーランホームランを浴び、二点を先制される形に。二点を追う群馬は、六回表、一死から補強の緋田が内野安打で出塁、比嘉の進塁打、池田が相手エラーを誘い、二死一、三塁と三塁へ走者を進めるも、青木がセカンドゴロに倒れ、残塁に終わりました。すると六回裏、先頭打者にヒットを打たれ出塁されると、二死まで追い込むも、再び四番打者に適時打を浴び一点を追加されてしまいました。リードを広げられた群馬は、七回表、川井の死球、櫻井のセンター前ヒットで繋ぎ一死一、二塁としましたが、松田、追川に一本がでず、無得点に終わりました。七回裏の攻撃を、三者凡退に抑えた群馬は、八回表、補強の緋田が四球で出塁、比嘉が左中間へ二塁打を放ち、無死二、三塁と反撃の好機を作ると、池田が空振り三振に倒れるが、青木の一塁ゴロで三塁走者がホームに還り、一点を返すことに成功。最後まで諦めない群馬は、九回表、補強の須藤を代打で送り、レフト前にヒットを放ち、先頭打者が出塁し逆点を狙いましたが、松田が併殺打に打ち取られ、粘りを見せるも沖縄にあと一歩及ばず準決勝進出とはなりませんでした。
第77回国民体育大会いちご一会とちぎ国体に出場の関東西濃運輸を主体とする群馬県は、一回戦で山口県(ミータス)と対戦しました。先攻の群馬は、一回表、追川が幸先よく二塁打を放ち出塁すると、二死から四番比嘉が、レフト前に適時打を放ち先制点を奪うことに成功。続く二回表には、先頭の松本(圭)が四球を選び出塁、続く補強の堤が、ライトへ二塁打を放ち、無死二、三塁と追加点を奪う絶好の好機を作ると、一死から松田が一塁へ放った打球を、相手一塁手が落球し、その間に二人がホームに還り、二点を追加し、リードを広げました。群馬の先発ピッチャー補強の堤は、立ちあがりの一、二回ランナーを背負い一打同点の場面となりましたが、動じることなく落ち着いた投球で無失点に抑え三点のリードを死守。中盤は、比嘉のヒット一本に抑えられていた群馬は、七回表、補強の友岡、松田が連続安打を放ち出塁、比嘉が四球を選び、二死満塁とすると、池田が走者一掃の適時三塁打を放ち、終盤に貴重な三点を加え山口を突き放しました。九回裏、堤から代わった川井が三点を失うも逃げ切り一回戦を突破しました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
群馬県 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
6 |
山口県 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
3 |