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物流統合管理システムで事業拡大

2013年5月13日

昨今、TPPや消費税増税など様々な要因から、海外市場への進出を目指す企業が増えています。

しかし、ロジスティクス全体の効率化を実現するのは容易ではありません。複数の離れた事業所や工場、物流センターが、在庫情報や出荷・輸配送情報などを相互に確認できなければ、ムダな在庫や輸送費が発生してしまうことになります。

そこで、基幹システムと連携し複数拠点の物流情報を、一元管理しロジスティクス全体の効率化をはかりたいというニーズを満たすソリューションとして、LMS(物流統合管理システム)を開発しました。

実際に私がお手伝いさせていただいた3PL企業での事例を元にお話します。

3PLとは、荷主企業に対して、物流改革の提案から運営まで包括的に受託して物流業務を遂行することを指します。

LMS(物流統合管理システム)を3PL企業へ導入した効果

荷主企業の基幹システムと連携し、各拠点の物流センターシステムと委託物流事業者のシステムを繋げることで、点在する物流情報を一元管理し、可視化を図り、得意先からのお問合せに対して、迅速に正確な回答ができるようになります。

また、物流業務全般の作業実績の可視化が図れれば、物流業務の標準化と更なる改善へ向けた活動が行えます。

業務の標準化が実現すると、これまで社員で行っていた業務について、パートやアルバイトなど低単価な要員を、短い教育期間で利用することが可能となり、結果、新規荷主獲得時、物流拠点変更時にも迅速にローコストでトラブルなく対応できるようになりました。

LMSにより業務の標準化が図れたことで、新規顧客獲得に向けた営業活動も自信を持って行えるようになったため、継続的に大口の案件を獲得でき、大幅な事業拡大に繋がっています。

LMS(物流統合管理システム)で部分最適から全体最適へ

例えば、在庫削減をしたい、物流拠点を見直したい、運送費を抑制したいなど、様々な改善項目がありますが、全体を見渡した活動をしなければ、部分最適に留まってしまいます。

LMS(物流統合管理システム)は、部分最適に留まらない全体最適を実現するソリューションなのです。

最近、特にグローバルなロジスティクスの可視化には大きなメリットを感じています。

海外拠点の正確な在庫情報をタイムリーに把握するだけでなく、現地に向かっている輸送中の商品の位置・ステータスがわかれば、正確な納期の把握も可能となり、余分な在庫を抱える必要がなくなり在庫の適正化にもつながります。

在庫保管費用の低減だけでなく、横持ち輸送費や欠品時の緊急輸送などで発生する無駄な物流コストを抑制できます。

東日本大震災やタイ洪水など想定できないトラブルにより、輸送・通関業務に異常が発生した場合にも、迅速に状況把握が可能なため、得意先への早期の周知、対策検討ができる。そういった対応が、お客様との信頼関係をより強固にすることにつながります。

LMS(物流統合管理システム)は他システムと連携し、可視化を図るだけでなく、料金計算機能もあり、輸配送費用や倉庫費用が自動計算できます。さらに、物流コストのシミュレーション機能や物流分析機能により、物流コストの最適化に向けた企画立案の基本情報としても活用頂けます。

また、出荷先のエリアや各拠点の在庫量などを考慮して出荷拠点を決定する機能や、物量や商品荷扱の特性にあった運送会社を選定する機能なども保有しており、全体最適に向け、物流コスト削減や品質向上などを全面的にサポートさせて頂けるソリューションです。

最後に

我々は、物流改善に関する様々なノウハウを持っています。倉庫管理(WMS)・輸配送管理(TMS)・在庫削減などのITシステムの提供。また、企業価値向上を目指す物流コンサルティングや物流業務自体を請け負う物流アウトソーシングサービスまで行っています。

私どもの豊富な経験を活かし、システム構築だけでなく、運用面のサポートも含め、より多くのお客様の物流改善を是非、お手伝いさせて頂きたいと思っています。

執筆 : 東京支店 コンサルティング営業 H.Y.