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SEにも必要なプレゼンテーション能力

2013年6月24日

わが社は、「ロジスティクスによるお客様価値向上の実現」を念頭に置いて活動しています。そのため、高度な知識や技術を持った人材を育成すべく、社内研修を実施しています。この研修は社員に対して、社員が講師となって行っているのですが、今年、私もその講師役を担うことになりました。

普段私は、お客様のシステム構築を行う前段階として、要件を定義していくこと(お客様のニーズを具現化し、どのようなシステムにしていくのかをまとめること)を主な仕事としています。

ですので、人前で話すことに抵抗はありませんし、人に何かを伝えることや、参加メンバーから意見を聞きだすこと、という経験はあります。しかし、研修の講師のように多くの人を相手に『何かを教える』ということは初めての経験です。

研修を受講するのも当然なのですが、講師を行うというのも自分の知識を高める(復習する)意味で有意義であり、また普段経験することのない貴重な経験を積むということでもあり、大変よい機会を与えて頂いたと思っています。

ここで、私がプレゼンテーション時に心がけているポイントを紹介します。

プレゼンテーション時に心がけるべき三つのポイント

一つ目のポイントは、『アイコンタクト』です。

人の目を見て話すことなのですが、プレゼンター(講師)となると一人で多くの人を相手にすることになります。いつまでも一人だけの目を見て話し続けたり、いつも同じ人とだけアイコンタクトを取って(視線を合わせて)話をしていても参加者全員に訴えることはできません。

そこで、多くの人と数秒ずつ視線を合わせていく(アイコンタクトをとっていく)のが有効です。この微妙な“数秒”という時間とどのような順番(どこの人と)でアイコンタクトを取っていくかが、更に受講者を引きつけるポイントになるのです。

二つ目は、『ボディランゲージ』です。

言葉だけでは耳から入ってくる情報であり、インパクトに欠けて印象に残らないものです。例えば、三つの事例を話すときなど、指を三本出して、その指を一本一本折りながら話すと、目からの情報と耳から入る情報があり、聞く方の集中力も高まります。

また、この目からの情報と耳からの情報とが結びつき、記憶に残りやすくなります。また、ボディランゲージを行うことにより、話し方に抑揚をつけやすいというメリットもあります。

三つ目は、『問いかけ』です。

受講者も話を聞いているだけでは眠くもなりますし、集中力も欠けてきます。聞くつもりはあっても、脳が言葉を理解しようとしなくなってきます。

そこで講師は、話すだけではなく聞き手に問いかけるのです。受講者は自分に何か質問されると思えば、集中して話を聞くようになりますし、話しに起伏(間)が生まれ集中力を持続させることができます。

また、会議などにおいては、意見や質問はあっても、自分から率先して発言ができない人もいます。そのような人たちも指名されれば発言をしてくれる(発言をしやすい環境を作る)というメリットもあります。

最後に

プレゼンテーションなどを多く経験している方には、「当然のこと」「もっとこんなことがポイントになる」ということもあると思います。また、講師をされている方にとっては、「プレゼンテーションとは違うから、こんな風にしないといけないよ」ということもあると思います。

会議の進行や研修の講師、プレゼンテーション、それぞれにポイントになってくることは違うとは思いますが、人前で話す機会が少ない人や、人前で話すのが苦手な人など、一度このようなポイントを意識して、自分なりにアレンジしてみてはいかがでしょうか。

執筆 : システム開発部 S.T.