ホーム > コラム > 止まらないサービスを目指して


止まらないサービスを目指して

2014年1月24日

1990年代以降情報化が進むにつれて、情報システムは付加価値を構築するものから、無くてはならないものに変わってきています。

しかし、どんなにすばらしいシステム・サービスも、必要なときに利用できなければ意味がありません。

今回は、セイノー情報サービスが実施しているシステム・サービスの高可用性(HA:High Availability)に向けての取組みを紹介します。

災害は不意に

2011年の東北地方太平洋沖地震以来、様々な分野で災害対策が声高に叫ばれていますが、弊社では震災以前から災害を想定したシステムを構築しています。

運用するシステムは日本全国から利用されるものですので、局所的な災害でサービスを止めるわけにはいけません。

そうならないために、データの重要度に合わせて様々な災害対策を行なっています。

中でも重要度の高い西濃運輸の基幹サーバーは、同等のシステムを2台用意し、サーバを冗長化しています。

2台のサーバは本番サーバと待機サーバという位置付けとなり、サーバ間はMIMIXというHAソリューションで同期を取っています。MIMIXにより本番サーバでのデータやプログラム、システム設定の変更はすぐさま待機サーバへ反映されます。

さらにMIMIXでは、簡単な操作で待機サーバを本番サーバとして稼動させられるため、本番サーバが使用できなくなった場合でも、待機サーバによるサービス提供が短時間で開始できます。

そのような場合に備えて弊社は、年に数回、待機サーバと本番サーバを切り替えて運用する期間を設けています。


また、2005年からは、外部に災害対策センターを設けてデータの退避を行なっています。

本番サーバがあるセンターと災害対策センターは、専用の高速通信回線で繋がっているため、リアルタイムでのデータ反映が可能です。

前出の冗長化した待機サーバを災害対策センターに設置し、本番サーバがあるセンターが災害により甚大な被害を負っても、すぐにサービスを復旧できるように備えています。

障害は常に発生しうる

サービスが停止する原因は災害だけではありません。

ハードウェアの故障や、データ不整合などによるソフトウェアエラーは、常時起こりうる障害であり、短時間で復旧させることがサービス提供者に求められます。

通常、このような障害に対しては、常にログを監視している必要がありますが、目視では見落とすリスクがありますし、提供するサービスが増えれば監視者を増やすコストがかかります。

弊社ではi-watcher Operationというツールを利用し、提供するすべてのサービスを自動監視しています。

i-watcher Operationは各種プラットフォームのメッセージを検知し、様々な方法で通知できます。

弊社は、音声通知とグループウェア連携を採用していますので、必ず障害に気づくことができます。そして、連携したグループウェアを参照することで、すぐ障害対応に着手できます。このようにして、運用オペレーションの負荷を軽減させながらも、短時間での障害復旧を実現しています。

最後に

弊社では、このようにして構築してきたノウハウを、ITインフラサービスとして様々な業種のお客様にご提供しています。

今回紹介しました災害・障害対策以外にもインフラの課題解決や、データセンターの相談なども承っております。

より多くのお客様のお手伝いをさせて頂きたいと思っていますので、お気軽にご相談ください。

執筆 : 技術部 M.U.