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キッティングサービスとLCM

2014年10月22日

はじめに

大量のパソコンやプリンタなどのIT機器の導入・運用には大変手間が掛かります。情報システム部門の方であれば、その手間は十分わかって頂けるかと思います。その手間をアウトソーシングするのが「キッティングサービスとLCM」です。

「キッティングサービス」とは、IT機器のハードウェア組み立てから設定までを行うサービスです。「LCM」はライフ・サイクル・マネジメントの略で、キッティングしたIT機器のライフサイクル(設置、回収・廃棄)を一貫して提供するサービスです。

当社では専門事業所で専門知識を持った技術員がキッティングサービス、LCMをご提供しています。

今回は「キッティングサービス」と「LCM」を詳しく解説します。

大量パソコンのキッティング(セットアップ)

パソコンをセットアップをする為に、あなたは何をしますか?

まずパソコンの電源を入れて何か設定をしようとしますよね。何を設定するかわかってますか。

「???」

となったあなたは知ってそうな人に聞いたり、設定する内容が書かれた手順書を探すことになります。設定方法がわかり、ようやくWindowsのセットアップが終わったら、次はOfficeやメールや会社独自のツールのインストールなどに進みますが、意外と手間が掛かります。

今挙げた作業だけでも、パソコン1台作りあげるのに丸1日は掛かってしまいます。

自分のパソコンをセットアップするだけであればよいのですが、全社員のパソコンをセットアップするとなると何日かかるでしょう?

人件費だけでもかなりの費用です。その人件費を削減できるサービスが「キッティングサービス」です。

LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)

パソコンのセットアップはキッティングサービスを利用したとしましょう。

次に頭を悩ませるのが機器の搬入・設置です。セットアップが終わった機器が一斉にあなた宛てに送られてきます。数台であれば、なんら問題はありません。あなたのよき同僚に手伝ってもらえばよいのです。

数百、数千台あったらどうしますか?

あなたのよき同僚だけでは何ともなりません。搬入すらできないでしょう。LCMは、搬入・設置もサービスの範囲内です。

パソコンを使い始めて数年が過ぎたある日、次に頭を悩ませるのは保守切れや老朽化の為のリプレース(入替え)です。古くなったパソコンにはリスクが多く潜んでいますから、見過ごすわけにはいきません。

以下にリスクの一部を明記しておきます。

  • OSやアプリケーションのメーカサポートがなくなり、セキュリティーパッチが提供されない
  • 新しいアプリケーションを導入しようとしてもOSのバージョンが対応していない
  • ハードウェアメーカの保守が受けられない
  • 動きが遅く(重く)使い勝手が悪い

リプレースは、(1)古い機器の回収、(2)データ消去、(3)廃棄手続き、(4)購入する新機器の選定、(5)新機器のキッティング、(6)機器配置といった項目に分けられます。

意外に重要なのが(2)データ消去や(3)廃棄手続きです。

IT機器には記憶媒体が付いているため、古くなったからと安易に廃棄はできません。ハードディスクに社外秘の情報が詰まっていることが往々にしてあるからです。不用意に廃棄すると個人情報の漏洩にもつながってしまいます。

フォーマットをしても、専門知識があればデータを復元出来ます。データを復元できないように専門のツールを使ってデータを完全に消去しなければなりません。

(4)新機器の選定も簡単ではありません。

常に進化しているIT機器に、あなたの知識がついていかなければなりません。新しい技術力がなければ、セットアップどころか選定すらできないのです。

大きな手間と多大なコスト、高度な専門知識が必要なライフサイクルすべてを、アウトソーシングできてしまうのが「LCM」なのです。

社内でできることを外部に委託すれば、コスト高になると考えてしまうのは仕方ないことですが、実際は社員の人件費と委託費用との比較になります。

その場合、専門知識のある業者が短時間で低コストにできるのです。事実、そうでなければこの商売は成立しないと言えますので。

最後に

キッティングサービスとLCMを利用する利点をまとめてみました。

  • IT機器のセットアップの手間、人件費の削減
  • 搬入・設置などの力作業からの解放
  • リプレース時のIT機器選定からの解放
  • 廃棄手続きやデータ消去作業からの解放

当社のホームページに「キッティングサービス」と「LCM」について詳しく掲載していますので、ぜひコスト削減などにお役立て下さい。

執筆 : 技術部 D.M.