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今、なぜWMSを見直すのか

2014年11月19日

WMSの見直しを検討される企業が増えています。

WMS(Warehouse Management System)・・・直訳すると倉庫管理制度、若しくは倉庫管理体系といった所でしょうか。

倉庫の在庫数量管理が目的のシステムと思われがちですが、WMSに求められる真の機能は、「体制」「制度」の構築ではないかと私は考えています。私の担当するお客様を例に、お話したいと思います。

A社様の状況

お客様は、倉庫業を営むA社様です。

これまで、長い不況の影響もあり、荷主の経営状況も芳しくなかった背景もあって、極力投資を抑えて、最低限の設備・システム・人で倉庫の荷役を行ってきました。

目の前の仕事を確実にこなし、お客様を放さないよう気を配ってきました。

そんな折、丁度1年前の今頃、転換期を迎えます。

消費税増税を半年後に控えたあたりから、荷主の急な物量増が始まりました。これまで、物量に合わせた最低限の人員で行ってきた業務が急変したのです。

急な物量増に対応するために、A社様は人を積極的に採用し始めました。しかし、急な採用は不慣れな作業員の増加となり、作業品質とコストに悪影響を生み出しました。

大きな問題点は下記の通りです。

  1. 現場単位で業務内容が違う(精度も違う)
  2. 現場間での作業員を融通出来ない
  3. 作業を覚えるまでに時間がかかる

元々、最低限の投資の中で倉庫の管理を行っていたメインシステムは、EXCELなどの表計算ソフトを使った、帳票管理形式でした。

在庫が増え、出荷形態が増え、荷揃え方法が増え、輸送手段が増え、と言う形で、EXCELで管理出来る限界を超えてしまいました。

さらに、現場の担当者が苦労して作り上げた仕組みが現場毎にバラバラになり、結果として上記1~3の原因となったのです。

A社様がWMSに求めた要件

倉庫管理 そこで、A社様はWMS導入での業務改善を決定し、弊社の倉庫管理システム「CLOUD SLIMSを採用されました。

SLIMS導入による狙いは下記の通りです。

  1. 共通業務フローの作成
     -どこの現場でも入荷から出荷まで同じ運用
     -どこの現場でも同じシステム
     -別現場の作業員が応援に入っても直ぐに順応
  2. ピッキング効率の向上
     -探す手間を大幅軽減
     -ピッキングミスの防止
  3. 在庫管理の向上
     -引き当て可能在庫の把握
     -引き当て不可在庫の把握
     -商品のステータス管理
  4. ロットトレース
     -どの商品をどこ宛てに出荷したか
     -何月何日にどこから入荷した商品か
  5. 短期間導入
     -クラウドを活用することで2ヶ月で稼動開始

これら1~5を、短時間で現場に反映させることが出来たのは、A社様の大きな努力の賜物です。

数百万円の赤字プロジェクトだったものが、導入から1年経った現在、赤字が解消できたと聞きしました。

これを見て、「もしかしたら自社もできるのでは?!」・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

あなたももしかしたら・・・を、実現しませんか?

執筆 : 東京支店 S.S.