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Windows10がきた

2015年8月26日

会社に出勤してまず何をしますか?ほとんどの方は同じでしょうが、私はパソコンを起動します。

すると、おなじみのWindowsの起動マークが表示され、Windows7が立ち上がります。

次に、メールアプリを起動してメールのチェックや、業務アプリを起動して各種業務を始めます。

このように、日々の仕事に関係の深いWindowsですが、先日最新のバージョンWindows10がリリースされました。

元SEとしては非常に関心のある内容でしたので、今回のコラムはWindows10について書こうと思います。

Windows10の特徴

Windows10の最大の特徴は、スマホからパソコン、さらには画面を持たない IOT(Internet of Things)など、いろいろな種類のデバイスに幅広く対応するOSであることです。

これまでのWindowsは、デバイスの画面サイズでWindowsがさらに分かれ、アプリの互換性もあまりありませんでした。

Windows10ではすべてのデバイス用のWindowsが「Windows10」という1つのコアに統合されます。

次に、Windows10はサポート期限が設けられていません。

これまでのWindows7や8.1はサポート期限が設けられており、サポート期限が切れたら、約2万円を払って、アップグレードが必要となりますが、Widnows10ではこれが不要となります。

デバイスが壊れるまで「無料」でセキュリティアップデートを提供してくれるため、追加料金なしで利用可能となります。

また、Windows10では、今後主流になる「ユニバーサルWindowsプラットフォームアプリ」を使用できます(Windows7/8/8.1では使用できません)。

Windows7/8/8.1に対応しないアプリも今後増えていきますので、Windows10にアップグレードしないことは、将来、時代に取り残されていくことになります。

企業では

このように最新OSとしてのメリットはありますが、ビジネスで利用しているパソコンは、簡単にアップグレードする訳にはいきません。新しい機能が利用できる反面、これまでの機能が利用できなくなる可能性があるからです。

皆さんも、WindowsXPのサポート切れ問題の時に、大変苦労されていると思います。

このため、一般的にはWindowsXPからWindows7に移行され、延長サポート終了となる2020年1月まで、Windows7を利用されるというケースが多いのではないでしょうか。

パソコンのOSの変更というのは、台数が多いと作業負荷や費用の面からも複数回に分けて実施することになります。

また、個人個人の業務都合に大きく影響されるため、パソコン個々の設定情報の管理に大変労力がかかります。

更に、新OSのサポートなどを考えると、今後のパソコンの管理について、自社で実施していくべきかどうか一考の余地があると思います。

弊社では、PC-LCMサービスをご提供しており、お客様に替わってパソコンの調達から廃棄まで、ライフサイクル全体をまるごと引き受けています。パソコンの運用に苦慮されている方は、一度ご相談して頂ければと思います。

Windows10からサポートされる新ブラウザ「Edge」

もう一つの大きな変更点は、標準ブラウザがこれまでの「Internet Explorer(以降IE)」から「Microsoft Edge」に変わる所です。

「Microsoft Edge」は、最新のWeb標準への対応や、クロスプラットフォーム(同じブラウザが各デバイスで動作)を実現するため、IEの独自機能を排除できるよう開発されたようです。

現状の主要ブラウザは、「Internet Explorer」「Google Chrome」「Firefox」「Safari」「Opera」といったところだと思います。

「Google Chrome」は非常に有名になりましたが、日本では、まだまだ「IE」のシェアが高く、2015年5月時点のデスクトップPCでは41.62%でトップ。続いてChromeが34.52%、Firefoxが15.02%、Safariが6.19%、Operaが1.24%となっています。(StatCounter調査)

業務アプリケーションでは、クライアント・サーバー型からWebアプリケーションへと移行している企業が多いと思います。

これは、Webアプリケーションなら、Webブラウザさえあればネットワーク内のすべてのパソコンから利用できますし、専用クライアントソフトのインストールも不要になり、端末の管理負荷も軽減できるためです。

このため、業務用Webアプリケーションを提供している各社は対応ブラウザを発表していますが、IEが標準ブラウザとして推奨されているケースが多いと思います。

このような状況下で、Windowsの標準ブラウザが変更になるということは、大変影響が大きいことがお分かり頂けると思います。従来のIE11も搭載されているため当面は問題ありませんが、いずれ各社Edge対応を行っていく必要があると思います。

弊社でも、各種パッケージソフトをWebアプリケーションでご提供しており、最近ではクラウドサービス(WMS,TMSなど)としても提供しています。推奨ブラウザはずっとIEでしたが、現在はChromeなど他のブラウザへの対応も順次進めています。当然、将来的にはEdgeにも対応していくことになります。

以上のように、今回のWindows10はWindows8の問題を解消し、現状を打開するためにMicrosoft社が勝負をかけたOSであると言えると思います。

本格的な企業への導入は、まだまだこれからだと思いますが、変更点をしっかり理解してトラブルにならないようにご注意して頂ければと思います。

執筆 : 西日本営業部 M.A.