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セイノーグループとAS/400

2016年3月16日

セイノー情報サービスは今年度より、「AS/400トータルケアサービス」と称して、IBMのミッドレンジサーバーであるAS/400のアウトソーシングサービスの提供を開始しました。

今回は、今なぜ弊社がこのサービスを開始したのか、また、単にAS/400のクラウド・サービスでなくアウトソーシングサービスなのか、その背景や利用する方にとっての価値を考えます。

AS/400トータルケアサービスとは?

AS/400は、発売以来30年あまり、その使い勝手のよさと信頼性から多くのユーザーに愛され、使い続けられているベストセラー・サーバーです。

その一方で、AS/400の維持には専門知識を持った技術者・開発者が不可欠でありながら、要員の保持が難しくなっている実態にあります。なぜなら、技術者・開発者の高齢化が進んでいるからです。そのため、5年後・10年後の人材に不安をもらす声が多く聞こえるようになってきました。

弊社のAS/400トータルケアサービスは

  1. リソース提供サービス(いわゆるAS/400のクラウド提供サービス)
  2. システム運用サービス
  3. 業務アプリケーション開発運用サービス

これら3つのサービスの組み合わせで、その名のとおり、トータルなアウトソーシングサービスです。

(2)(3)のシステム運用サービスや業務アプリケーション開発運用サービスが、企業の悩みの種となっている運用・保守の人材不足を解決します。

西濃運輸の基幹輸送システムを支えるAS/400

弊社がAS/400トータルケアサービスを始めた理由の一つに、西濃運輸グループのトラック輸送を支える、全国ネットの基幹輸送システム(カンガルーオンラインシステム)を30年にわたり開発・運用してきた事が挙げられます。AS/400はこの基幹輸送システムを支えるとても信頼できるプラットフォームで、今後もますます活躍するでしょう。現在は200名をこえる運用要員・開発要員がおり、みんなAS/400が大好きです。

1990年代の頃は、全国の西濃運輸のお店やトラックターミナルに各1台のAS/400が配置され、その台数は100台を超えるものでした。2000年にはいり、各地にあったAS/400は中央のデータセンターへ集められ、ネットワークを介してお店やトラックターミナルにサービスを提供するようになりました。

輸送の現場であるお店やトラックターミナルからみれば、このころからAS/400のクラウド・サービスを利用していたことになります。弊社はこのように30年にわたりAS/400クラウド・サービスを西濃運輸のアウトソーサーとして開発・運用してきたわけです。

このような歴史を持つ弊社が、前述したようなAS/400の人材不足といった企業のお悩みを聞けば、単なるAS/400のクラウドIaaSサービスでなく、トータルなアウトソーサーとしてお役に立ちたいと思ったのは自然なことかもしれません。

お客様の声

先日ご訪問したA社様のお話です。

中堅の製造業A社様は、長年AS/400を利用しているが、システム運用とプログラム改修などの開発保守を1名の担当者だけでずっと運用している。また、この担当者はあと2年で定年退職の予定。

「AS/400の一部をオープン系に移す計画はあるものの、すべてを移すことも予算上できないし。そもそもAS/400そのものには何の不満もないですけどね。」とのお話でした。

また、これも先日ご訪問したB社様のお話です。

食品製造業B社様でも長年AS/400を利用されていますが、自社にAS/400に精通した人材はおらず、協力会社にAS/400のシステム運用やプログラム開発をお願いしているとのこと。

そして、この協力会社自体がAS/400の人材不足問題をかかえ始めている現状にある中で、B社様を担当するSEが転職してしまったそうです。

A社様、B社様の例を取上げましたが、同じような課題を感じている方々も多いかと思います。AS/400に関するお困り事がありましたら、お声掛けいただければ幸いです。

執筆 : 営業本部 部長 Y.U.