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人材育成活動について

2016年9月27日

私は、社員の育成を担当していますので、今回のコラムでは、社内研修の取組みを紹介いたします。

社内教育活動の目的

会社は経営資源(ヒト・モノ・カネ)を使って、社員の知識向上や業務に役立つスキル育成の機会を提供しています。社員は、自身の足りない能力を認識して研修に目的を持って参加することで、能力を底上げします。

研修講師は業務経験を通じて得られた専門知識や独自ノウハウを、社員に浸透させます。そして、できる限り社内の言葉で話すことに心掛けます。

一般的な用語(借りてきた言葉)ではなく、日頃から社内で飛び交う言葉を用いることで、受講者の理解が一層深まります。また、研修準備の段階で自身の理解が不十分な箇所を炙り出す機会にもなっています。

カリキュラム

  • ロジスティクス
  • サービス&業界知識
  • IT&テクニカル
  • ヒューマン&ビジネス
  • 階層別研修

これら5分野で約50コースを実施しており、随時新しいコースを追加しています。
「ホームページの人材育成を参照」

研修の参加者は、マネージャーが選抜します。今後の業務に必要な知識を習得する、または得意分野を伸ばす、苦手分野を克服するなどを基準に決めます。

また、その研修テーマが直接関連しない部門であっても、先々を見据え必要と判断すれば参加を要請します。

現在は、年間の受講者数は延べ800ほどとなっており、各人がより広く深い知識を身につけ、他部門やお客様の意図を汲んだ仕事ができるようになり、スピードアップや品質向上、お客様の満足度の向上に役立っています。

参加者の感想

研修に参加した社員の感想を紹介します。手前味噌ではありますが、各研修とも理解度、有効性、満足度ともに社員から高い評価を得ています。

ロジスティクス分野

物流技術および経営スキル習得者を基に講師陣を配備して、物流ソリューションベンダーに必要な能力を習得します。

  • 物流技術習得
    ●在庫適正化やサプライチェーン構築によって、キャッシュフローの改善に効果があることを学んだ。
    ●コストに対する意識の持ち方に気付きを得た。
  • 業界知識習得
    ●賞味期限管理において、消費者の要求レベルが高いことが要因であることを知った。
  • 在庫管理
    ●容易に発注点が算出でき、それによるミュレーション結果を分りやすくグラフ化できた。
    ●講義の中で行ったプレゼンテーションや企業分析手段は業務に役立つ。
  • 物流センター改善
    ●物流センター現場にて、倉庫業務改善をトレーニングできたことは有意義だった。
    ●自身の提案活動に役立つ。
  • 輸配送業務
    ●配車システムを活用した、お客様の満足度を向上させる取組みを学んだ。
    ●国内貨物輸送の動向および、輸配送に関するIT技術を学習できた。
  • 国際物流
    ●出荷支援サービスを海外に対応させる案件について理解できた。
    ●航空輸送で使われている用語を理解できた。

サービス&業界知識

  • 商品ラインナップとカンガルーシステム
    ●内販を担当しているが、外販商品がどのようなニーズに対応しているかを知った。
    ●カンガルーシステムの輸送商品について把握した。
  • 物流管理(WMS、LMS)サービス概要
    ●担当する業務に出てこないため詳しくなかったが、WMSのSLOTSとSLIMSの使い分けについて理解した。
    ●SLIMSの概要は案件を担当する上で、整理するいい機会でした。
  • TMS(ASPITS)サービス概要
    ●導入事例により、個々のお客様のニーズの違いがわかりやすかった。
    ●ASPITSの事例をこまかく知れた。
  • システム系プロダクト概要
    ●i-watcherの活用方法で曖昧な点があったが、具体的な説明で理解が深まった。
    ●災害対策としてどのような手段があるのか理解が深まった。
  • 複合サービス提案事例研修
    ●何らかのソリューションを導入して効果をあげる(コスト削減)必要がある。
    ●提案時の効果を意識した運用を実施していく。
  • クラウド関連商品概要と今後動向
    ●クラウドの特徴と災害対策レベルについて学んだ。
    ●事例紹介からクラウド活用の適合性と方針について理解した。

IT/テクニカル分野

  • システムインフラ概説
    ●基本的なインフラ、社内ネットワークについての理解が深まった。
    ●顧客との商談、問い合わせに対して、セキュリティ面・災害対策の事例紹介に利用できる。
  • プロジェクトマネジメント手法
    ●プロジェクト成功の為には、品質・予算・納期のバランスが大切である。
    ●機器見積り作成に必要な知識を、演習を通して学習できた。
  • オープンデータと企業情報
    ●新しいアイディアや付加価値のある仕事に、積極的に取り組んでいきたい。
  • 最新トレンド
    ●クラウドや仮想化について、基本をしっかり学べた。
    ●未来のITリーダーの条件など、今後の自分のあるべき姿の指標になった。

ヒューマン&ビジネス分野

  • リーダーシップ基礎/応用
    ●役割として決められていなくても、各メンバーがリーダー的な意識を持つことが大切である。
    ●仕掛る力と仕組む力の重要性を学んだ。
  • プレゼンテーション手法
    ●会議の場で要件説明をするとき、話し方や意識する点が参考になった。
    ●聞き手に伝わる話し方と、自分との違いに気付いた。
    ●講義だけでなく、質問の場、アイスブレイクおよびディスカッションがあり、楽しく理解できた。
  • 財務会計基礎/応用
    ●各社の指標を解析し、グラフ化して分析できる点は興味深かった。
    ●競合企業の情報等、経営状況を把握する指標として利用できる。

階層別研修

  • 新任管理職研修
    ●若手社員への指示の仕方で悩んでいたが、ヒントが得られた。
    ●自分自身の認識と周囲の認識にはギャップがあり、自分に足りない点を自覚した。
  • 新任係長研修
    ●分析結果から自主性の低さが分り、弱みを克服するための手段を学んだ。
    ●セイノーグループのチーフマネージャーとの交流で店所の問題点を聞けたこと。
  • 新任主任者研修
    ●役割の見直しと今後の行動について、見直す機会となった。
    ●コミュニケーションが苦手だったが、信頼関係を得るために見る付けるべきことがわかった。

研修効果の確認と持続について

研修終了後、「確認テスト」の実施、講師による採点評価、受講者の理解度確認を行います。さらに、受講後数ヶ月を経た頃に、eラーニングによる重要キーワードの反復学習も実施しています。

あとがき

新たな計画を実現するためには、人の成長が必要です。会社は、個人の成長を仕事の成果を通じて得られることを期待しています。

これを読まれた方も感じているかと思いますが、育成を企画する我々は、会社の将来や関連する業界の将来を見ながら、適切な育成計画を実行していくことが重要です。

執筆 : 人事・育成チーム 部長 A.H.