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PMOの役割について

2017年6月27日

昨年春にPMO室が創設され、今年で2年目に入ったところです。 創設以来、PMO室に所属していますが、PMOの役割、心得、今後の展望を述べてみたいと思います。

PMOとは?

PMOは、Project Management Officeの略です。 単語の意味だけではプロジェクトマネジメントの事務局となりますが、一般的に言われるPMOの役割はこのようになります。

  ・プロジェクトの運営事務局
  ・プロジェクトマネージャの補佐
  ・プロジェクト状況を把握し社内・社外に報告
  ・プロジェクトマネジメントや開発作業の基準・標準の策定
  ・プロジェクトマネジメントに関わる人材育成

弊社での役割は、「プロジェクト状況を把握し社内に報告」することが基本となるほか、プロジェクトの内容や規模に応じてその他の役割が付加されます。

実プロジェクトのPMOの役割

実際のプロジェクト運営では、プロジェクトマネージャはお客様の要求に耳を傾け、如何に要求に合致したシステムを構築・提供するかに集中してしまうことがあります。 これに集中しすぎるとプロジェクトマネジメント業務が滞るなどの事象が発生し、プロジェクト状況が社内にうまく伝わらなくなります。この結果、プロジェクト運営上の諸問題の解決が遅れ、結果的にお客様へご迷惑をお掛けするような最悪の事態が想定されます。 これを未然に防ぐため、PMOの役割としてプロジェクト状況を把握し社内へ報告することで、諸問題の早期解決を促します。 また、特定のプロジェクトでは、PMOがお客様へプロジェクト進捗を報告し、さまざまな問合せを受け、対応するケースもあります。この場合は、お客様への安心感や満足度の向上が主眼に置かれます。

PMOの心得

最近ではPMOを設置するソフトウェア開発会社がしばしば見られるようになりました。 プロジェクトを安定して運営する目的で設置された場合が多く、これらの会社に意見を伺ってみると、良い話ばかりではありません。 時には、その役割や活動が、事務的であったりして機能しないなどの意見があり、耳が痛い内容の場合があります。 PMOの心得として大切なことは、不用意にプロジェクト管理資料をプロジェクトメンバーへ要求しないことです。PMOはプロジェクトに自ら参画する意識のもと、そこで得られる情報からプロジェクトの状況を把握し、社内やお客様に報告するべきです。 PMOの存在が作業負担となり、プロジェクトの生産性を低下させることは防ぐべきです。

PMOの今後の展開

PMOは数々のプロジェクトの支援・参画を通じて、社内全体のソフトウェア開発作業の実態を把握できます。この内容をもとに、開発作業の改善や品質向上や生産性向上について提言し、全体の底上げを行うことが重要です。 そうすることでPMOの真価が発揮され、ついてはお客様満足度の向上に寄与することができるものと考えています。

執筆 : PMO室 室長 H.G.