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アスクル/火災の倉庫1階部分、ほぼ焼損なし

2017年03月27日

消防庁と国土交通省は、埼玉県入間郡のアスクル倉庫(ASKUL Logi PARK 首都圏)火災の状況等を公表した。

3月14日に行われた、消防庁と国土交通省による埼玉県三芳町倉庫火災を踏まえた防火対策及び消防活動のあり方に関する検討会で公表したもの。なお、出火原因については調査中だ。

火災は2月16日9時14分に知覚し、消防の最先着隊が9時21分に到着。端材室前に部署、1階西側開口部内に火炎を確認した。

出火原因は調査中だが、出火箇所は端材室(廃ダンボール置き場)である可能性が高く、9時22分に室内には高さ1m程度堆積した段ボール、ビニール、雑誌等全体が延焼しているのを確認、特に右奥の堆積物は他に比べて高かったが、50mmホースの放水を続け、3分で火勢を鎮圧していた。

このため、1階部分は、端材室を除き焼損は認められなかった。

1階の消化設備では、1階と2階に設置されている屋内消火栓を使用した痕跡はなかった。

従業員2名が初期消火のために屋外消火栓設備のホースを延伸したが、ポンプは起動していなかった。一部の屋外消火栓のホースは、消防隊が借用して消火活動を実施した。

なお、1階に設置されていたスプリンクラー設備の設置範囲は、非火災エリアだったため、作動していない。

消火器は、端材室の入口付近に初期消火に使用した消火器が使用済み21本、ピン抜き未使用4本、未使用17本(所定の位置から持ち出されたもの)を確認している。

消防は、1階の鎮圧後、北面2階開口部に放水開始、一方、屋内階段から2階へ進入すると、室内は濃煙と熱気で中性帯を通し、火災最盛期の状況だった。

約20分間注水行い、3階へ50㎜ホースで3階北側東寄り付近への放水を行った。後続隊も加わり幅広い消火活動が行われた。

しかし、2階と3階は、1階端材室から2階に延焼した可能性が高く、ほぼすべてが焼損した。

2階・3階の外壁に重機を用いて、赤枠の開口部を設けて放水した。

防火シャッターの作動状況の把握について、内部進入箇所により異なるが、煙と物品の荷積み状況により部分的な開閉は確認できたが、濃煙状態の中なのでほとんど確認できていない。

非常口進入口は、西側2階に2箇所・3階に4箇所、東側2階に2箇所が設置されているが、内部は防火戸・棚等が障害となり有効な放水はできない状況だった。

また、他の進入口については、消防隊員の安全を最大限に考慮し危険と判断した場合は進入統制を行った。

屋根ソーラーパネル電源遮断に翌日15時45分までかかった。

室内のコンベヤや物品が焼損していることが確認できる。

RCの柱には、火炎で炙られた跡が確認できる。

壁の歪みがみられるが、屋根は燃え抜けていない。

3Fの防火シャッター(作動せず崩落)。

なお、検討会では、大規模な倉庫で延焼拡大し、消火活動に長時間を要したことから、同種の火災の再発を防止するとともに、仮に同種の火災が発生したとしても、消火活動に長時間を要することのないよう、今後取り組むべき防火対策及び消防活動のあり方について検討を進めている。

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