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東近江物流センターの活動

東近江物流センターの活動

施設概要

[保管面積]3,347坪 [人員]34名 [設備]フォークリフト/34台 垂直搬送機/1台 エレベーター/1台

物流センターの特徴

大手化学メーカーの物流センターとして、製造された製品の入庫・保管・出庫・海外向けのバンニング作業(コンテナに荷物を詰め込む作業 )等、幅広い業務を行っています。また、お客さまと共に物流品質とコスト改善に向けた活動を常に実施しています。

フェーズ1 問題の抽出

活動1.問題の発見

センターの全人員34名で大きい問題~小さい問題まで総計164の問題点を発見しました。
5Sに関する問題…56点・業務効率に関する問題…72点
顧客満足に関する問題… 8点・収支に関する問題…12点・その他…16点

活動2.クイック活動

5Sに関する56の問題に対し、実施事項、責任者、期日を明確にし、5Sアクションを実施しました。

活動3.改善テーマの設定

164の問題点からお客様と当社の両方へ効果が還元出来る改善テーマを設定しました。

取組んだテーマ

『輸出梱包形態の見直しによる作業時間とコストの改善』

フェーズ2 改善企画案の作成

活動1.現状把握と分析

作業員、作業設備や作業材料、作業方法について現状を整理し、改善企画を複数立案しました。

活動2.改善企画案の決定

複数案あった改善企画から最も効果が期待出来る企画案を1点決定しました。

決定した改善企画

『輸出梱包の梱包方法見直しによる、作業改善と資材費削減』

  • 改善企画内容
    巻きダンボールで製品を覆う作業を排除し、輸送の安全面を考慮した最低限の梱包方法へ変更しました。
  • 期待出来る効果
    1. 梱包作業方法の簡易化により作業時間の短縮
    2. 過度な梱包資材の排除による、梱包資材費の削減
    3. 過度な梱包資材の排除による、納品先への廃材(ゴミ)の発生を抑制

フェーズ3 改善実行計画の作成

活動1.活動実行計画の作成と活動実施

企画した改善案実現に向けて、活動スケジュールと役割(責任者)を可視化させ実行。
東近江物流センター長が自ら活動進捗状況を確認し、スケジュール管理を行いました。
スケジュールサンプル

フェーズ4 改善実施と検証

活動1.梱包形態を見直し、輸送安全上のテスト検証

梱包を見直した事による輸送中の商品事故やその他作業上の不具合を確認する為のテスト輸送を実施。
テスト結果から輸送安全上、問題が無いと判断し実施検証を開始しました。

梱包の見直し
  1. 全面をダンボール養生する梱包形態から、天面のみの養生へ変更
  2. パレット枠内に商品が収まる積み付けを徹底し、側面の安全を確保
  3. 側面の養生作業が排除される事により作業効率がアップ
  4. 側面の養生が無くなり、資材費も削減
  5. 積付け数も見直し、輸送時の積載効率がアップ

活動2.改善実施効果

  1. 作業時間への短縮効果:1PLあたりの梱包時間が7分短縮しました。
  2. 作業時間の短縮効果と梱包資材の削減によりコスト改善を実現し、お客さまへ還元する事が出来ました。
  3. この改善活動により、お客さまとのより強いパートナー関係を築き上げる事が出来ました。