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SISでは入社後にどの様に働けるのか③-1

こんにちは、セイノー情報サービス採用担当Aです。
前回の記事では営業職の仕事内容やキャリアパスに関して詳細な内容を共有させて頂きました。
今回の記事では、SISの二つ目の職種、物流コンサルタントに関して記載させて頂きます!

○物流コンサルタント職~そもそもコンサルタントって何?その歴史と背景~

物流コンサルタントというと、難しいイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、SISの中ではSEと並んで希望される方が多い人気の職種です。
その背景には当職種はお客様の課題解決をメインとして行っており、この『課題を解決する』という部分に入社後携わっていきたい、と考える方が多いことが要因となっているようです。

世間ではよく経営コンサルタントやITコンサルタントといった肩書を持たれる方がいらっしゃいますが、具体的にそうした方々が日々の業務において何をやっているのか、皆さんからすると少しイメージしづらいというのが本音かな、と思います。
私なりの解釈をすると、コンサルタントという職種は、顧客のどこに課題があるのかを拾い出し、その課題を解決するための手段/方法を提示する事だと思います。


ですので、経営コンサルであれば、その企業全体の経営を対象領域として、ITコンサルであれば企業全体のIT領域全般を対象として、上述した課題発見と解決を行うことがその職種に求められる役割です。
これは身近な例で例えるとお医者さんの役割と比較的似ています。
患者の病理(課題)を発見し、それを解消するための投薬や手術、生活習慣の改善(課題解決)を行う、まさしくコンサルが本質的にやっている事とイコールになります。

さて、相変わらず前置きが長くなっていますが、もう少しだけ付け加えさせてください。そもそも企業の方がコンサルタントに求める役割は上述したとおりですが、これほどコンサルタントの需要が増加し始めたのは比較的最近になってからです。


昔の日本の企業では、自社の経営や業務を外部に委託する事に抵抗があり、いってみると自前主義で仕事を行うのが一般的でした。この背景には自社の情報を外部に公開することへのリスクもありますが、それに加えて現在と過去での市場環境の変化も大きく関わっています。

昭和の時代の消費行動は、言ってみると人口増加に伴う内需の拡大に支えられてきました。ですので現在のようなマーケットインと呼ばれる市場のマーケティングに基づく買い手視点の製品開発というよりは、プロダクトアウト、つまり提供側主体の製品開発が一般的であり、製品をどんどん作ればどんどん売れる時代でした。
しかし、そこから消費者のニーズや経済環境がより複雑化していく中で、各企業が競合先に淘汰されないためにも、よりレベルの高い経営や、業務の改善が求められるようになっていったのです。



そこで登場したのがコンサルタントと呼ばれる職種です。
コンサルは様々な分析手法やフレームワークを駆使し、その企業が置かれた環境や社内業務を評価する事で、その企業の現在を分かりやすく可視化し、そこから将来的に何をすべきか、その解決策までを説得力ある言葉で提案していったのです。

こうしたサービスは日本国内でもますます求められるようになり、その需要に答えるように、コンサルファームも経営やIT、組織人事などより詳細な領域分けがなされていき、特定領域における専門知識やノウハウが一層蓄積されることになりました。



この辺りを書き出すとキリがないので、一旦話を戻すと、SISが募集している職種は物流コンサルタントです。
ですので当たり前なのですが、物流という特定分野に関するお客様の現状把握と課題解決が仕事になります。ここからはより詳細に当職種の業務内容を記載してみます。


物流コンサルタントが携わる範囲は幅広く、プロジェクトの開始から最後まで様々な役割を受け持っています。
提案フェーズと呼ばれるお客様への提案段階(製品・サービスの認知、購買動機付け)においては、物流現場の視察や担当者からのヒアリングを通じて現場理解を深め、そこから課題を抽出します。
そして抽出した課題を解消するためにシステムが必要な場合は、今度はSEとともにシステムの構成案や必要な機能のブラッシュアップを行い、その内容を提案資料に盛り込みます。



前回の営業職のお話の中で、提案フェーズというのは営業職がメインで実施するものと記載しましたが、実はその裏では、物流コンサルがシナリオの肉付けを行うためのバックアップを行っていたのです。


ここまでの話を読む限り、「では営業と物流コンサルの違いって何なの?」という疑問がわいてくる方もいらっしゃると思いますがその通りです。上記の説明まででは2職種間の明確な違いはそれほど大きくはありません。
実は両職種の明確な違いが発生するのは以降の開発フェーズからなのですが、まだまだ書くべき内容がたくさんありますので、一旦、当記事はここで終了とします。

次回の記事では当疑問の回答から物流コンサルのキャリアパスまでを記載しますので、お楽しみに!