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企業分析で気をつけるべきポイント(1)

こんにちは、セイノー情報サービス採用担当Aです。
 
前回の記事では、企業分析を行う際の3つのポイントをご紹介すると書かせて頂きましたが、今回はその1回目、「会社の社風や理念を知る」に関して、ご説明いたします。

 

1.会社の理念や社風を知る~「ウチは社風の良さが売りなんだよ」に要注意~

 
理念とか社風というと、何か古くさい会社が大事にする事と思われがちですが、これを知ることはかなり重要です。
(現在では、フィロソフィーとかカルチャーとも呼ばれたりもしますね)

まず理念と社風の関係性を考えてみると、恐らく理念が先にあります。そして社風は、その理念に基づき各社員が仕事をしている時の会社の雰囲気っぽいもの全体を指していると思います。

いきなりややこしいですね…。少し分りやすくするために、大学でのゼミ活動を思い出してください。
 
皆さんもゼミや研究室で様々な研究活動をしていると思いますが、そのゼミ一つ一つにも研究する意義や狙いがあるはずです。例えばAゼミではAIを用いた創薬によるコスト削減を、Bゼミでは未経験者向けのJAVA言語の基礎理解、をテーマにしているとしましょう。
 
前者では薬学に対する専門的な知識や類似研究の調査等、ゼミの時間以外にも多くの課題が提出され、自主的な勉強が必須となります。一方、後者ではゼミの時間内で講義が終了し、宿題も当日の復習だけでそれほど多くありません。ですので、ゼミ生たちはのびのびと勉強をし、また自身の個人的な時間を楽しむことができます。
(ここでは、研究テーマが理念、学習に対する姿勢が社風です)
 
さて、上記の説明からおおよそ分るように、社風、いいかえると会社の雰囲気は、それぞれが狙いとしている理念によって大きく変わります。そしてもう一点、ここがややこしいのですが、社風に対する評価は一定ではなく、それを評価する人によって大きく結果が異なるところが重要です。


例えばAゼミの人たちは、その分野を極めたい、この研究によってより多くの人がその薬を使えるようにしたい、といった目標があり、それを実現するためには、とにかく自分の時間を削ることをいとわない人が多いでしょう。一方Bゼミの人は、JAVAの雰囲気を味わいたい、自分の時間は削りたくないけどね、という人が多いかもしれません。そういった考えを持つBゼミの人がAゼミに入ったらどうでしょうか。おそらくその人のAゼミへの評価は高くないでしょう。
 
これはAゼミの理念・社風が優れているということではありません。評価する人の考え方によって、その理念・社風が合う、会わないの、純粋な相性の問題です。
(これを突き止めるのが、自己分析の本当の狙いです)
 
それでは、自身にあった社風をどの様に見極めれば良いかというと、こればかりは誰でもできる楽な方法はありません。すごく面倒ですが、地道にその企業の方から一つ一つ聞いていくのが、遠回りなようでいて、一番の近道だと思います。

また細かい話ですが、企業においては、社歴や職種、部署によっても社風は微妙に異なります。なので、とにかく様々な立場の人から話を聞く。そしてその内容を鵜呑みにするのではなく、その人の性格と自身の性格のギャップを考慮しながら、つど内容に修正を加える…。これをどれだけ多く繰り返せるかが、将来の働きやすさに繋がります。
 
現在は、どのISや説明会でも先輩社員との座談会が組まれ、またOB・OG訪問を歓迎している会社が増えてきました。皆さんからするとその社風を把握する機会も多く恵まれています。
 
人によって社風に会う、会わないはあって当然です。ですが、クラス割りの様に強制されるものでもなく、自分で選択できる余地があるのであれば、心地よく長く働くためにも、面倒とは思える座談会やOB・OGに会ってみるのも悪くないのではないでしょうか。

その結果、本当に自身とマッチした企業に出会えれば、やりがいのある会社でいきいきと仕事をする事ができるという、あり余るほどのリターンが返ってくるはずです。