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SISでは入社後にどの様に働けるのか③-2

こんにちは、セイノー情報サービス採用担当Aです。
前回の記事コンサル職の歴史から、SISの物流コンサルの概要、最終的に営業との違いって何?という問いかけをしたまま終了となりました。当記事ではその後半戦という事で、その回答およびより詳細な業務内容や社内での当職種の立ち位置などをさらに深堀りさせて頂きます!

○物流コンサルタント職~物流のエキスパート&コミュニケーションの潤滑油~


さて、ここまでの話を読む限りで、では営業と物流コンサルの違いって何なの?という疑問がわいてくる方もいらっしゃると思います。
実は両職種の明確な違いが発生するのは以降の開発フェーズからです。

開発フェーズとは、製品やサービスの提供先をSISに決定する、つまりお客様から正式な受注を頂いた以降のフェーズを指します。
当フェーズでは具体的に、お客様の現場担当者の方や情報システム部といった関係者の方を交え、現在の現場の運用方法の確認や、システムの詳細な機能設計を行い、当内容に基づき実際のシステム開発を行っていきます。

この開発フェーズで最も重要となるのが、『要件定義』と呼ばれるセッションです。
Water-Flow型の開発方法を行う場合において一番最初に実施される当セッションは、システム開発を家づくりに例えると、間取り設計に近しい内容を行います。
この住居には直近/将来誰が住む予定なのか、家事導線は考慮されているのか、和室や庭が必要か、そもそも平屋か2階建てか等々、一つ一つ考慮しないといけないニーズはその時の状況により大きく異なります。

こうしたお客様によって住みやすい家=使いやすいシステムを生み出す為に、様々な観点からその問いかけを行っていくのが物流コンサルの仕事であり、またお客様から「その観点では考えたことが無かった」、「確かにそのアイデアは良さそうだ」とどれだけ感じて頂けるかが付加価値に直結します。
この意味において、やはり優秀なコンサルタントは自身が担当した一つ一つの案件から、次に活かせる知見を自身の引き出しとしてストックし、それを絶妙なタイミングで顧客に提示する事が出来るか否かにかかっており、そしてそれが出来るからこそ顧客に信頼され、また新たな案件を任せてもらい、知識を蓄えていく、という一連のポジティブな流れを生み出すことが出来ているのだと思います。

さて、こうした要件定義が終了した後も仕事は続きます。
該当プロジェクト全体の納期やスケジュール管理、 SEが構築したPGをユーザ視点でテスト、お客様の実ユーザに対して、システムの操作方法に関するレクチャーを行う、本番稼働当日には現場に入り、想定どおりのシステム利用ができているか立ち会う、などなど…。
ここまで記載すると前述の営業職との違いが明確になってきたと思いますが、物流コンサル職は開発フェーズからが本番です。
そして、ここがこの職種の良いところだと思いますが、一度自身が提案し携わった仕事がどうなるのか、一人の担当者としてその最後を見届ける事が出来るのです。

もちろん、全てが上手くいくわけではなく、時には当初の要望とは異なる仕様を求められたり、スケジュールが遅延し色々な調整であちこちを走り回る時もあります。
但し、そうした大変さも、最終的にお客様の現場でシステムが当たり前のように使われているその光景に立ち会う事で、一気に、「やってよかった」という達成感に繋がっていくのです。

いかがでしたでしょうか。
おそらく多くの方がこの記事を読む前と読んだ後で当職種に関するイメージががらりと変わったのではないかと思います。
コンサルタントという言葉は一見すると、最新の技術知見や方法論を活用するきらびやかな印象を持たれがちですが、少なくともSISの物流コンサルはそれだけが本質ではありません。
お客様の為に必要な事であれば、膨大なデータの分析や、数百パターンに及ぶテストケースを実施する泥臭い側面もあります。
そして、本当に必要とされる知識は書籍やインターネットではなく、現場の運用の中に隠れているー こうした現場視点を設立当初からとにかく大事にしています。
皆さんの感覚からすると、少し古くさい印象を持たれるかもしれませんが、ありがたいことにSISでは着実にお客様の数が増えてきており、その事実こそが、我々の理念の良し悪しを公平にジャッジしてくれているのかな、とも思います。

最後に当職種のキャリア営業職のキャリアアップに関して共有し、今回の記事を終了したいと思います。

前回の営業職と同様、物流コンサル職も配属決定後に一か月間の専門研修が実施されます。SISのシステムやサービスの理解、また並行して仮想顧客を想定したセールス研修や実際の物流現場での実習を行い、コンサルタントとして働くうえで必要となる前提知識や経験を少しずつ身に着けていきます。

その後、実際に配属になった後は、先輩や上司とともに一つ一つのプロジェクトのサブ担当としてOJT形式で経験を積んでいきます。
最初はお客様との打ち合わせにおける議事録の作成から、自社システムの操作イメージをお伝えするデモ実演、さらにはSISのシステムを利用する事でどれだけの効果を生み出せるのか、シミュレーションの実施といった実業務を行います。
そして入社3年目を迎える頃には、簡単なプロジェクトにおいてメイン担当者としてお客様の要望のヒアリングから構築システムの骨子づくりなどにチャレンジしていきますが、当然初めての分野を担当した際には、その裏に控えている先輩や上司のバックアップ受けながら、しかし着実に自身のコンサルとしてのスキルを高めていきます。

物流コンサルタントの一人立ちの時期に関しては、営業職以上に様々なタイミングが生じ、中々これと明言する事が難しいのですが、多くのメンバーが少なくとも7~8年目頃には立派なメイン担当者としてプロジェクトをリードする人材に成長してくれています。

自身が担当していた分野という事もあり、かなりの長文になってしまいましたが、私はこの物流コンサル職をいつも『物流に関するエキスパート』、『社内の潤滑油』という表現を用いて説明しています。
前者に関しては当記事で説明した通りですが、後者に関して少し補足させてください。

前記事で記載したように、SISには大きく『営業/SE/物流コンサル』の3つの職種があります。営業職はその名の通り、自社の製品やサービスを「売り込む」のが仕事です。
一方、SEはそうした営業職が売り込む商品を「作る」のが仕事です。売ると作る、この二語は全く異なる概念、立場であり、それぞれの主張が食い違う事もままあります。

そこで物流コンサルタントの出番です。
当職種は営業とSEのハイブリッド(中間)としての役割を担っている事から、営業の主張をSE向けに、SEの主張を営業向けに翻訳して伝える事が出来ます。
こうした職種があるからこそ、SISはそれぞれの職種が独自の良さを最大限に発揮し、結果としてお客様に大きな付加価値を生み出すことが出来ているのだと思います。
この観点から、物流コンサルの存在は、まさしく社内コミュニケーションの潤滑油であり、また2つの職種を理解する必要があるからこそ、チャレンジングであり、また大きな成長とやりがいに繋がるのです。

かなり詳細に当職種の事をお話させて頂きましたが、より詳しい現場の意見は、現在開催中の冬季ISにて直接お話させてください。当日は現場の先輩社員を交えた座談会形式で皆さまからのご質問にお答えさせて頂きます!

さて次回は、物流コンサル同様、人気職種であるシステムエンジニアに関してお話させていただきます。
次回の更新を気長にお待ちください!