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エントリーシートの書き方①

こんにちは、セイノー情報サービス採用担当Aです。
 
早いもので当ブログがスタートしてからいつの間にか1年が経っていました。不定期更新の為、全く記事数が溜まっていない点は気がかりですが、一つ一つの記事の量と質にこだわっている事にしておき、早速本日も更新をしていきます。


あらためて当ブログの目的をおさらいしておくと2つあります。
まず一つが、現在SISを志望頂いている方に、説明会や選考以外の場でも、社内の雰囲気を知ってもらうためのツールとしての運用です。
ですので、各職種の紹介や、社内の雰囲気に関する記事を少しずつですがアップした結果として、一年でようやくぼんやりとした形が見えてきました。

もう一つは、就活生の皆さんの活動を微力ながら応援する為のお役立ち情報の提供です。
こちらは様々な視点から企業を吟味する視点を持つことで、皆さんの将来の可能性を広げ、5年後、10年後にも納得いく働き方を勝ち取ってもらう事が目的です。(で、最終的にそれでもやっぱりSISに入りたいと思ってもらえる様な会社にするのが我々の仕事です)こちらは、例えば企業分析の方法面接対策の記事等を過去にアップしているので、お時間のある方はご一読ください。

さて相変わらずかなり長い前置きですが、今回の記事は後者の目的に即して、とりわけ皆さんが苦労するエントリーシート(ES)に関して様々な視点から記載してみたいと思います。


〇ESを多角的な視点で捉える~テンプレートの様なESはどの様に生まれるのか(前半)~


そもそもこの記事を書こうと思ったきっかけは、SISの選考で自身が作成した、当時のESを発掘した事に端を発します。

先日、ふと自室の押し入れを整理しようという気になり、作業にとりかかる最中、思いがけず就活時代の資料一式がごっそりと残されている事に気付きました。
懐かしいなあと思いながらSPIの対策本や様々な資料を眺めていると、たまたまSISの選考用に作成したESのコピーを発見したのです。
何気なく見返してみると、そこには各質問に対して、10文字程の標語を一文目に添え、しかもカラーペンとアンダーバーで強調するような装飾が施されていました。

人事という仕事に携わって日が浅いとはいえ、これまで年間100人以上の面接には携わってきました。そして当然ですが、その数だけ様々なESに触れてきたはずです。但し、少なくとも自身が記憶する限り、その数百枚の中にこの様な様式で作成されたESは1枚もありませんでした。

ここから何が言いたいかというと、別に自身のESのユニーク性を自画自賛したいわけでは全くなく、ある種、様々な情報にあえてアクセスしないという事は、現代においてそれなりのメリットがある、という事です。そしてそこから、なぜ就活の中でESの相談を受ける機会が多いのか、その疑問に対する回答の手がかりを掴むことが出来ました。

例えば皆さんは大学で使用するPCを新たに購入する際、どのようにその対象を決めるでしょうか。この分野に精通していない場合、恐らく多くの方が詳しい知人に話を聞く、おすすめサイトや購入者レビューを参考にされるのではないでしょうか。

ここからもうひと粘りすると面白い事に気付けます。改めて考えてほしいのが、では皆さんは、なぜそうした情報を参考にするのか、という事です。少し読む手(目?)を止めて考えてみてください。

簡単すぎて逆に難しかったかもしれませんが、真っ先に思いつくのが、たぶん自身の選択を失敗したくないからではないでしょうか。せっかく高い買い物をするのに性能の劣った製品を購入するのは避けたい、と思うのはごくごく自然な発想です。
そしてそれを助力する形で、Web上には丁寧な比較サイトが山ほど存在する事から、逆にそれを利用しない手はないし、むしろそれを活用しない人は損をしている、と考えるのも分からなくはありません。

ここで皆さんが手にしたのは時間であり、重要視したのは効率性です。
本来であればやりたくもないCPUやマザーボードという概念を理解する事、似たような特徴を持つ様々ソフトウェアの選定を行う膨大な時間を、第三者が分かりやすく、さらにはそもそもそんなことを考える必要まで無くした状態で提供してくれたのです。別の観点から見るとこれは「知識習得のアウトソーシング」ととらえる事もできるでしょう。

こうした効率性を重視する姿勢は至る所に発見する事ができます。例えば経営学等で多用される「フレームワーク」という概念はその最たる例です。
SWOTというフレームがあるからこそ、企業人は自社の戦略を外的要因(機会と脅威)、内的要因(強み、弱み)から短い時間でそこそこ多角的に分析できる様になるのです。このフレームワークの発明により、人々は難しい課題に対しても、効率的に、しかもある程度のレベルを担保した、もう少しかみ砕くと、似たような均一的な成果を出す事を可能にしたのです。

かなり遠回りをしましたが、ようやく当初の問い、つまりテンプレートの様なESが生まれる背景が見えてきたのではないでしょうか。当記事もかなり長くなったので、一旦ここまでとします。

続きは次回の記事をお待ちください!