車上渡し
物流用語として使用される「車上渡し」について、解説しています。
車上渡しとは
車上渡しとは、商品をドライバーが目的地まで輸送し、トラックの荷台でお客様に商品をお渡しする事です。そこからの荷下ろしや屋内への横持ち、設置等については、お客様の負担で行います。ドライバーが荷下ろしをして、家や工場の入り口まで運び荷受人に渡す形式は軒下渡しといいます。
車上渡しの特徴
車上渡しは人力では運べない大型の機械や産業装置などを輸送する際に用いられる法人向けの方式です。目的地では荷受人が用意したクレーンやフォークリフトで荷下ろしすることが多いです。ドライバーの責任の範囲は目的地に輸送するまでとなるため、荷下ろし時や搬送時に起きた事故についてもドライバーが責任を負うことはありません。
また、ドライバーは商品をお客様の目的地まで運転して運ぶだけとなるので、ドライバーの負担減となり、輸送サービスに対するコストを抑えることができます。
一方で、荷下ろしから屋内への移動、設置に関してはすべて受取人様の責任の下行わなければいけないので、あらかじめ受取人様へ十分な説明がなされていないと、トラブルへ発展する可能性があります。発送前にどのようにして荷物の受け渡しをするのか取り決めることが大事になります。