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女性の活躍 Interview 02

システムエンジニア 近藤 倫代

システム開発部 開発3グループ(2006年入社)

人に恵まれ、
私は働き続けている。

「やりたい!」と思ったら、後先考えずに「やってしまう!」タイプである。2018年6月、近藤はベトナムにいた。プログラミングのアウトソーシング先に、依頼する案件があったからだ。もちろん、仕事であるから上司の了解は得ている。2週間ほど家を空けることについては、ご主人の了承も得てきた。しかし、そこで問題になったのは「そうだ、子どもをどうしよう?」という問題だった。当時彼女は幼い2児の母である。「どうも、私にはそういうことがあるらしくて」と近藤は穏やかに微笑むけれど、発展途上の国と人々のエネルギーに触れたい! という情熱は押さえがたく「やってしまう」ことになる。大学時代、彼女が中国に惹かれ、大学院の中国語研究科を卒業するというキャリアも、途上国に惹かれる情熱によるものだったようだ。

もちろん、仕事の進展も著しかった。「メールや電話のやりとりだけだと、一方的な話になりがちですが、会ってお話しすると、こちらの指示が分かりにくかったり間違っていることに気づかされます。ベトナムの方たちも同じように感じたらしく、お互いに相手のことを思いやりながら仕事を進める必要があることで一致しました」と近藤。今も、彼女の留守を守ってくれたご主人と彼のご両親には感謝していると言う。

助けられる立場から、
助ける立場へ。

近藤が第一子を出産したのは2012年の3月。2月から産休に入り2年間の育休取得の予定が、翌年には第二子の出産となり、合わせて4年と半年間の休業となった。「小さな子どもがいて職場に復帰できるのかが、一番不安でしたね。当時はまだ育休から復職した人が周囲にいなかったので、余計に心配でした」と近藤。けれど、心配は不要だった。「時短勤務も、子どもを病院に連れて行く時の休みもごく自然にもらっています。独身の頃は、時間がなければ残業すればいいと思っていましたが、早く帰らなくてはと思うと、そのために知識や技術を早く身につけようと思うようになるんですね」と仕事への意識も変わったと言う。

「誰かに教えてもらっていて、わからないことがあっても、以前なら、また聞けばいいやと思っていたのが、今理解しないと私も相手も時間を無駄にすることになる。だから、何としても理解しよう、知識を自分のものにしようと貪欲になれるんです」と彼女。そう思うと、仕事をしている自分の時間も貴重なものに思えて、仕事が楽しくなると言うのだ。そして、今はまだ、同僚や上司など、様々な人に助けられているが、それは「誰かを助ける人になるための助走」なのだと近藤は思っている。「将来、限られた時間を必死に努力して生きるママたちを助けるために、助けられた貴重な経験を生かしたい」と。

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