
デバンニング
物流用語として使用される「デバンニング」について、解説しています。
デバンニングとは
デバンニングとはコンテナから貨物を取り出すことを指します。コンテナを介して輸出入を行う際は必須の作業となります。コンテナに貨物を詰め込む作業はバンニングといいます。
デバンニング作業の現状
デバンニング作業は手作業で行うことが大半です。ほとんどのコンテナは指定の時間までに返却する必要があるため、短時間で作業を終えられるよう一定の人員を確保する必要があります。またコンテナ内部は狭く奥に長いため、十分な作業スペースを確保することが難しいことにくわえ、空気がこもりやすく夏場は過酷な作業環境となります。一度に大量の荷物を運ぶため商品を天井まで積んでいることも多く、貨物事故や労災リスクの高い作業なのが特徴です。
このように作業者の負担の多い作業のため、作業者を確保し定着させるためには省力機器を導入するなどして作業環境を整える必要があります。
これからのデバンニング作業
現在デバンニング作業の負担を軽減するために様々な機材が登場しています。例えば昇降式作業台と伸縮ベルトコンベアを組み合わせた省力機器は作業者の安全性確保と軽労化、歩行距離の削減による生産性向上に寄与します。
省力機器を用いた作業風景は下記URLからご覧いただけます。
https://youtu.be/ZDjp32PgfN0
業務の維持・継続や作業者の負担軽減のためにも今後このような省力機器が増えていくと考えられています。