
Gマーク
物流用語として使用される「Gマーク」について、解説しています。
Gマーク
Gマークの定義
Gマークとは、公益社団法人全日本トラック協会が実施している「貨物自動車運送事業安全性評価事業」の認定制度の一つであり、「安全性優良事業所」の認定制度のことを指します。トラック運送事業者が安全な運行管理や労働環境を確保し、高い安全基準を満たしていると認められた事業所に「Gマーク」が付与されます。トラック運送事業者が法律をしっかり守り、安全性向上に取り組んでいることが取得の前提となります。Gマークの画像は以下の通りです。
Gマーク(安全性優良事業所)制度の評価基準・目的
Gマーク制度を評価する基準としては大きく3つです。
1.安全管理の体制: 事故防止のための安全管理体制が整備されているか。
2.運転者の管理: 運転者の教育・指導や健康管理が適切に行われているか。
3.車両の管理: 車両の整備・点検が適切に行われているか。
の3つを主に評価し、基準を満たした運送事業者にGマークが付与されます。
「荷主」・「配達先」等は、Gマークを持つ安全性の高い運送事業者を利用することで、安心してサービスを利用することができます。また、運送事業者はGマークを取得するため様々な取り組みを行うことで、持続的な成長、業界全体の安全意識向上にもつながること等が、目的としてあげられます。
最後に
「Gマーク」を取得している事業所は、信頼性が高く、安全性に対する取り組みが評価されているため、取引先や配達先のお客様は安心して運送事業者のサービスをご利用することができます。 2023年12月時点で、Gマークは全国で29,044事業所(全事業所33.6%)が取得しています。西濃運輸では全国169店所の内159店所(約94%)がGマークを取得しており、お客様へGマークの安全基準に沿った物流サービスを提供しています。