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セイノーホールディングスについてのお知らせ

地域の安全確保へ、岐阜県で初めて タクシー会社が河川パトロール事業を開始 2023年09月27日

 セイノーホールディングス傘下のスイトトラベル株式会社(本社/岐阜県大垣市、社長/梅村和行)と新太田タクシー株式会社(本社/岐阜県美濃加茂市、社長/梅村和行)は、放水時や洪水時の、河川の安全確保のために実施されている「河川パトロール」を電力会社から受託。今夏より単独で行う事業として運用を開始しました。タクシー会社による河川パトロールの実施は、岐阜県では初めてとなります。(※1)

西濃運輸 姫路

関東西濃運輸 古河

タクシー運転手による河川パトロールの様子

 近年、国内での局所的な集中豪雨の発生頻度は高まっています。時間雨量50mmを超える短時間強雨の発生頻度は、30年前と比べ約1.44倍に増えており(※2)、川遊びをする人や釣り人など、河川利用者への危険周知の重要性が高まっています。その一方で、少子高齢化や緊急時の人員確保の難しさから、河川利用者へ危険を周知する河川パトロールの人手確保は、電力会社や地域にとって大きな課題となっていました。
 スイトトラベルと新太田タクシーでは、定期的なパトロール手配が容易で、緊急時の24時間対応が可能なタクシー会社の利点を活かし、タクシー運転手による河川パトロールの実施を電力会社に提案。2021年4月から電力会社のサポートによる試験運用を開始し、今夏より洞戸ダム(岐阜県関市)、横山ダム・久瀬ダム・西平ダム(岐阜県揖斐郡)の4ダムにて、ダム放出日や大雨の日(9月は毎日実施)に河川パトロールを実施。電力会社や地域から「確実に地元の安全が確保できた」と評価を受けています。
 セイノーホールディングスでは、今後もグループ会社の利点を活用した取り組みで、地域課題の解決に貢献していきます。

※1 山都自動車株式会社(岐阜県高山市)も同時期(今夏)に、タクシーでの河川パトロール事業を開始されています
※2 国土交通省「水害レポート」参照

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