セイノーホールディングスについてのお知らせ

ドライバー人材の紹介スキームを本格展開
セイノースタッフサービスとハコベルが連携、物流業界の人手不足に対応
 

　セイノーホールディングス株式会社（本社／大垣市田口町1 、社長／田口義隆　以下、セイノーHD）は、傘下の株式会社セイノースタッフサービス（本社／大垣市田口町1、社長／岩村彰憲　以下、SSS）およびハコベル株式会社（本社／東京都中央区、社長／狭間健志　以下、ハコベル）が連携し、ドライバー人材紹介スキームの本格運用を2025年5月より開始したことをお知らせいたします。ドライバー人材の需給ギャップを解消する具体的な解決策として、物流業界全体が直面する人手不足課題に貢献していきます。

 【背景】
　物流業界では、労働時間規制の強化で発生した「2024年問題」や高齢化などにより、ドライバー人材の確保が難しくなっている現状にあります。SSSは、外販比率8割にのぼり、物流企業からの人材紹介ニーズが継続的に寄せられていましたが、供給力には限界があり、対応が難しいケースも発生していました。一方、ハコベルは、運送・物流業界で人材を求める企業様と就職・転職を考えている求職者をマッチングする人材サービス「ハコベルキャリア」を展開するにあたり、人材紹介ニーズを持つ物流企業との接点の開拓という課題を抱えていました。
　両社はこの課題を接続する形で連携を決定し、より柔軟かつ高精度な人材マッチングの仕組みを実現するに至りました。

【詳細】
　本スキームは、ハコベルに登録されたドライバー人材を、SSSが紹介元となって全国の物流企業に人材紹介するサービスであり、セイノーグループ内にとどまらず、外部物流企業も紹介の対象となります。
　また本スキームでは、人材紹介に加えて、紹介予定派遣や初期教育の支援、定着に向けたフォロー体制の整備など、雇用のスタイルや人材の状況に応じた柔軟な対応が可能です。これにより、採用側と求職者双方の要望を的確に捉えたマッチングを実現し、継続的な雇用関係の構築につなげていきます。

【今後の展望】
　今後、セイノースタッフサービスとハコベルは、それぞれの強みを活かしながら、人材供給と企業ニーズのマッチング精度をさらに高める体制を構築してまいります。特に、ドライバー人材の定職化や継続雇用に向けた支援機能を強化し、物流業界における人材の流動性と定着の両立を実現していきます。
　セイノーHDとしては、この協業を、O.P.P.（オープン・パブリック・プラットフォーム）を体現する取り組みと位置付けています。グループ内にとどまらず、外部企業との連携を視野に入れながら、業界横断で人材資源を循環させる仕組みを広げていくことで、社会全体の物流人材課題に応える持続可能なモデルの構築を目指してまいります。

【会社概要】
■株式会社セイノースタッフサービス（SSS）
所在地：岐阜県大垣市田口町1
代表者：社長　岩村彰憲
設立：1996年9月
事業内容：人材派遣事業・人材紹介事業・アウトソーシング事業・外国人就労支援事業
HP: https://www.seino-ss.jp/

■ハコベル株式会社
所在地：東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル
代表者：代表取締役社長CEO　狭間健志
設立：2022年8月
事業内容：物流マッチングプラットフォーム「ハコベル」の運営
HP：https://corp.hacobell.com/