
セイノーホールディングスについてのお知らせ
関東運輸株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ 2015年05月13日
セイノーホールディングス株式会社(本社/岐阜県大垣市田口町1番地、社長/田口義隆)は、平成27年5月13日開催の取締役会において、株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区、代表取締役社長:橋本徹)を単独の有限責任組合員とし、株式会社刈田・アンド・カンパニー他(東京都港区、代表取締役社長:刈田直文)が運営する投資事業有限責任組合との折半出資による投資目的会社を通じて、ポラリス・キャピタル・グループ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:木村雄治)が運営するファンドより、関東運輸株式会社(群馬県前橋市、以下、「関東運輸」という。)の全株式を取得することについて決議し、本日付けで株式譲渡契約を締結致しましたのでお知らせいたします。
記
1.株式取得の理由
貨物自動車運送業界は、国内貨物量が減少する中、多数のプレーヤーが限られたシェアを奪い合う厳しい業界構造となっております。このような環境の中、関東運輸は、チルド輸送に関して高い技術およびノウハウを有し、北関東地域においてはチルド物流の圧倒的な配送密度を持つ地域№1のドミナントプレーヤーであると共に、全国レベルでチルド配送に対応できるネットワークを持ったプレーヤーとして営業展開をして参りました。一方、当社輸送グループは企業間物流をコア事業として位置付け、更なる利便の提供を目指し、サービス拠点の充実・強化、輸送能力増強およびネットワークの拡充に取り組んで参りました。
当社グループは平成27年3月期から平成29年3月期までの3年間において中期経営計画「JUMP UP 70」の達成に向け、グループ一丸となって邁進しております。本件によって、当社が掲げる第2次総合物流商社の実現に向けた新たな機能として、今後の伸長が見込まれるコールドチェーンを追加し、常温・チルド・冷凍の三温度帯フルライン物流網を完備することは、新たな価値の創造や輸送サービスの高度化に繋がり、さらなる業績の拡大、及び企業価値の向上に資すると判断し、同社の株式取得を決定いたしました。
本件については、今後のコールドチェーンの戦略的展開に向けての事業パートナーとして株式会社刈田・アンド・カンパニーとの共同事業の形態をとり、併せて財務効率の高いLBO(レバレッジド・バイアウト)スキームを活用しております。
2.異動する子会社の概要
(1)投資目的会社の概要(予定)
1 | 名称 | 株式会社KSKホールディングス |
2 | 所在地 | 東京都港区赤坂九丁目7番2号 |
3 | 事業内容 | 関東運輸買収のための投資目的会社 |
4 | 資本金 | 4,911百万円(+資本準備金4,911百万円) |
5 | 大株主及び持株比率 | セイノーホールディングス株式会社 50.0% 刈田・関東運輸投資事業有限責任組合 他 50.0% |
(2) 関東運輸株式会社(取得対象会社)の概要
1 | 名称 | 関東運輸株式会社 | ||
2 | 所在地 | 群馬県前橋市下佐鳥町468-1 | ||
3 | 事業内容 | 貨物自動車運送事業 | ||
4 | 資本金 | 90百万円 | ||
5 | 大株主及び持株比率 | ポラリス第二号投資事業有限責任組合 100% | ||
6 | 上場会社と当該会社との関係 | 資本関係 記載すべき資本関係はありません。 | ||
人的関係 記載すべき資本関係はありません。 | ||||
取引関係 記載すべき資本関係はありません。 | ||||
7 | 当該会社の最近の3年間の連結経営成績及び連結財政状態(連結精算表ベース) | |||
決算期 | 平成25年3月期 | 平成26年3月期 | 平成27年3月期(予) | |
連結純資産 | 4,126百万円 | 4,100百万円 | 4,563百万円 | |
連結総資産 | 17,352百万円 | 16,264百万円 | 16,312百万円 | |
連結売上高 | 20,430百万円 | 20,335百万円 | 19,295百万円 | |
連結営業利益 | 994百万円 | 1,040百万円 | 1,392百万円 | |
連結経常利益 | 660百万円 | 818百万円 | 1,213百万円 | |
連結当期純利益 | 306百万円 | 26百万円 | 459百万円 |
備考 関東運輸株式会社の異動に伴い、同社の子会社である大阪高速乳配株式会社、ケーシーエス株式会社、株式会社泉川運輸、および有限会社ティ・エム・アール北関東の各社も異動します。
3.株式取得の相手先の概要
1 | 名称 | ポラリス第二号投資事業有限責任組合 |
2 | 所在地 | 東京都千代田区丸の内1丁目9-1 |
3 | 代表者の役職・氏名 | 無限責任組合員 ポラリス・キャピタル・グループ株式会社 代表取締役 木村 雄治 |
4.投資目的会社による取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
1 | 異動前の所有株式 | 0株 |
2 | 取得株式数 | 40,000株(議決権所有割合100.0%) |
3 | 異動後の所有株式数 | 40,000株(議決権所有割合100.0%) |
5.日程
1 | 取締役会決議日 | 平成27年5月13日 |
2 | 契約締結日 | 平成27年5月13日 |
3 | 株式譲渡日 | 平成27年6月10日(予定) |
6.今後の見通し
当社の既存輸送事業との相乗効果を発揮させ、関東運輸の事業拡大を図ると共に、当該会社を核にしてアライアンス等の検討を進め、全国コールドチェーンの強化を図り、当社輸送グループが提供する常温・チルド・冷蔵の三温度帯フルライン輸送サービスの更なる充実を図ってまいります。
また、当該子会社の100%子会社化のオプションを保有しつつ、本事業の進捗や成長性等を鑑み、今後機動的な資本政策を行う可能性もあります。
尚、今期の連結業績予想については、本日開示の決算短信のとおりです。
(ご参考)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
第2四半期(累計) 通期 | 百万円 266,000 557,000 | 百万円 8,100 22,500 | 百万円 9,000 24,000 | 百万円 5,500 15,000 |
[投資形態(予定)〕
※関東運輸(株)の子会社4社の記載を省略しております。