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セイノーホールディングスについてのお知らせ


物流業界の人財課題に挑むドライバー育成プログラム「HanaLogi」始動 2025年06月10日

                                                                                                                                          
物流業界の人財課題に挑むドライバー育成プログラム「HanaLogi」始動
一社ではできないことを仲間とともに、業界横断型プラットフォーム展開へ

  セイノーホールディングス株式会社(住所/大垣市田口町1番地、社長/田口義隆)傘下のセイノーラストワンマイル株式会社(住所/東京都中央区、社長/河合秀治 以下セイノーラストワンマイル)は、株式会社明光キャリアパートナーズ(東京都千代田区、社長/小西悠太、以下明光キャリアパートナーズ)、株式会社グローバルトラストネットワークス(本社:東京都豊島区、代表社長/後藤裕幸、以下GTN)と連携し、外国人女性の新たなキャリア創出と物流業界の人財不足解消を目的としたホスピタリティドライバー※1育成プログラム「HanaLogi」※2を、インドネシア・ブカシ州にて開始いたしました。
 本プログラムは、2024年12月に特定技能制度に追加された「自動車運送業」に対応し、現地教育機関にて運転技術・安全基準・ホスピタリティを一貫して教育。修了者はセイノーラストワンマイル株式会社およびグループ会社の選考を受け、合格者は特定技能人財として日本に入国し『ハーティスト』※3として採用される予定です。インドネシアを皮切りにベトナム、カンボジア、ネパール、インドにおいても順次展開し、この取り組みを通じて物流業界全体の人財課題解決と、東南アジア女性の新たなキャリア形成に貢献していきます。

インドネシアで
日本語を学ぶ研修風景
日本基準の安全意識を
身に着けたドライバーを育成
大切なお荷物を日本式
ホスピタリティでお届けする教育

    ≪本プログラム始動の背景と目的≫
 現在、物流業界においては、ドライバーの確保も困難を極めており、特に地方ではラストワンマイルの配送インフラ維持がより深刻な問題となっています。
 2024年、特定技能に「自動車運送業」の分野が追加されたものの、海外では日本の物流文化やラストワンマイルに関する体系的な教育機会が乏しく、安全面やホスピタリティを含めた実践的な教育が不足しているのが現状です。また、東南アジアを含む諸外国では文化的背景からドライバーは男性の仕事とされており、女性活躍の機会が失われている現状もあります。

≪本プログラムの流れ≫

  ※本プログラムの詳細は、セイノーラストワンマイル、明光キャリアパートナーズ、グローバルトラストネットワークス三社より発表のリリースをご覧ください
(URL)https://slo.co.jp/news/ 

≪今後の展望とコンソーシアム構想≫
 今後は、セイノーラストワンマイル、明光キャリアパートナーズ、GTNの三社がまずは中心となり、業界横断型の外国人財育成・受け入れ支援から定着までのプラットフォームを持った「物流人財コンソーシアム」を発足する予定です。
 従来の企業単独での採用活動の枠を超え、外国人財の育成から就労・定着支援までを一貫して支える仕組みを業界共通の基盤として開放することで、慢性的な人手不足に直面する物流業界全体の課題解決に貢献します。
 さらに、本コンソーシアムへの参画を希望される企業・教育機関・自治体と連携し、勉強会や採用イベントの実施、活用可能な仕組みやサービスの開発・運用を進めていきます。あわせて、物流事業者各社の教育基準を満たした人財を教育・育成できる「オープン型人財採用モデル」を展開し、現地教育機関・企業・自治体を横断する、新たな人財採用のインフラとして活用されることを想定しています。

【ニュースリリースへの報道機関からのお問い合わせ】
セイノーホールディングス株式会社 ラストワンマイル推進チーム 中矢
Email: knakaya@slo-seino.jp

【注釈】
※1 ホスピタリティドライバーとは
 ホスピタリティドライバーは、単なる配送業務を超えて、顧客との信頼関係を築き、企業のブランド価値を高める重要な役割を担っています。そのためには、共感力、先回りの気配り、柔軟性、プロフェッショナリズムといった特性を持ち、実践的な行動を通じてホスピタリティを提供することが求められます。 

※2 「HanaLogi」とは
 HanaLogi=「花(Hana)」+「物流(Logi)」を掛け合わせた名称で、日本文化の象徴「花」と物流を融合、やさしさと力強さを表現しています。桜をはじめとする「花」は、日本の美意識・季節感・精神性など日本文化の象徴であり、花は「咲く」「育つ」「美しさ」「しなやかさ」「多様性」など、女性の活躍や成長と異国の地で学び、日本で花開く人財の姿を重ねていることをプログラム名に想いとして込めています。

3ハーティストとは
 セイノーラストワンマイルのグループ会社であるココネット株式会社のお届けサービスを支えるスタッフを「ハーティスト(Heart心+ist携わる人)」と呼んでいます。ハーティストは「ただ商品を届ける」だけでなくご縁をいただいたすべての皆様との関わりを大切に心豊かな暮らしの和をつなぎます。

【資料】
<セイノーラストワンマイル株式会社とは>
 セイノーラストワンマイル株式会社は2024年4月にセイノーホールディングスの子会社として誕生しました。「ラストワンマイル」と言われる”お客様にとって物流サービスの最後の接点”となる領域は今後もさらに拡大すると予測されており、「お客様のご要望に柔軟にお応えできるように」と新たに設立された会社です。
 現代の日本における物流課題は多岐にわたり、具体的には買い物弱者問題、過疎地域問題、荷物再配達の問題、宅配クライシス問題などが挙げられます。セイノーラストワンマイル株式会社は、それらの社会課題に対してビジネスの手法を使ってアプローチしていく「社会課題解決型ラストワンマイル」を担っています。
*会社概要はhttps://slo.co.jp/company/をご覧下さい。

<株式会社明光キャリアパートナーズとは>
 学習塾の『明光義塾』を運営する株式会社明光ネットワークジャパンの子会社として、2022年9月に設立。世界中の人々のキャリアのパートナーとして、それぞれが目指す豊かなキャリアの実現を支援し、日本企業の更なる発展に貢献することをヴィジョンに掲げております。
 国外では、グループ会社が外務省より受託した「日越EPAに基づく訪日前日本語研修事業」において、ベトナム・ハノイでの教育支援を担当。またインドネシアの複数の送り出し機関に対して、日本語教育カリキュラムの改善提案や、現地講師向けの研修提供にも取り組んでいます。国内においても、茨城県の委託により「外国人向け日本語学習支援e-ラーニング」を提供し、地方自治体と連携した日本語教育支援を推進しています。
*会社概要はhttps://meiko-career.jp/をご覧下さい。

<株式会社グローバルトラストネットワークスとは>
 GTNは、「外国人が日本に来てよかったをカタチに」することを目指し、創業当初から一貫して外国人専門のサービスを提供してきました。住環境の整備をはじめ、外国人の生活を総合的に支援しており、家賃保証・不動産仲介・就職支援・職場の定着支援・携帯電話・クレジットカードなど多種多様な独自サービスを展開。社員の7割が20の国と地域の外国籍メンバーで構成され、言語・文化の違いを理解したうえで、生活の中で発生するあらゆる困りごとの解決をしています。
*会社概要はhttps://www.gtn.co.jp/をご覧下さい。

 

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