
サステナビリティ基本方針
サステナビリティ基本方針
当社は、経営理念である「会社を発展させ、従業員を幸福にする」のもと、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現と企業の持続的な成長の両立を目指しています。
気候変動対策や人権の尊重、多様性と包摂性の推進、公正な取引の実践、情報セキュリティの強化など、複雑かつ多様化する社会課題に真摯に向き合い、企業や業界の枠を超えた共創を推進し、次世代のより良い社会へ心をつないでまいります。
また、お客様・従業員・取引先・地域社会・株主など、すべてのステークホルダーの皆さまと対話を重ね、信頼関係を築きながら、透明性と責任のある企業運営を実践してまいります。
サステナビリティに関する基本的な考え方
創業者の想い
1930年、西濃運輸を創業した当時、貨物輸送の主流は鉄道による大量一括輸送でした。
これは物流全体の効率性に大きく貢献していた一方で、個別の荷物を迅速かつ確実に配送してほしいという新たなニーズには十分に対応しきれない側面がありました。
この想いを聞き届けた創業者の田口利八は機動性に優れたトラック輸送に着目し、国への粘り強い働きかけを重ねた結果、路線免許を取得。日本で初となる長距離トラックの定期運行を実現しました。創業者の“挑戦”は、即時性と定時性という新たな価値を創造し、今日では国内輸送手段の約9割をトラック輸送が担うに至る礎となりました。
これは、当社がトラック輸送という事業活動を通じて社会課題を解決した創業時の事例であり、当社の原点です。そしてその姿勢は、現在のサステナビリティの取り組みにも脈々と受け継がれています。